EXOTICA ARCHIVES




2016年、その歴史に終わりを告げた伝説のナーセリー EXOTICA。
惜しまれるように、ラストオークションを開催し、すべてのコレクションを放出して、最後の熱狂と共に表舞台からリタイアした。ちょうど、今の多肉植物ブームが始まる頃、時代の変わり目を象徴するような出来事だった。今でも思い出す。垂涎なAdenia pecheliのスペシメン、雄株雌株、巨大なCommiphora Eyl、今どこにあるのかTylecodon haliiの美しい標本球..。

EXOTICAの創業者であり、オーナーは、Ernst & Marita Specks夫妻だ。今は、文字通り悠々自適の生活を送り、世界中を旅しているようだ。以前連絡をとった時には、ドラケンスバーグ山脈から帰ってきたところだった。ドイツなら高山植物も外に植えておけば、そんなに手間もかからないし、おかげで旅をする余裕も生まれる。

多肉植物などは、すべてドロップして、綺麗さっぱり。ショウなどにも出てこない。


このウェブは、EXOTICAに関する情報を集約するための場である。

specks-exotica.com

今でもこのドメインを覚えている人は多いだろう。一文字も違わない、これはEXOTICAが、使っていたまさにそのままのドメインである。

数年前のある日、何かの形でアーカイブを作ることができたらと考えていた。そんなある日、ついに

その日は突然やってきた。スペック夫妻が、サーバーとドメインの契約を更新をやめたのだろう。親しんでいた、折に触れてみていた写真ギャラリーも、見れなくなってしまった。終わったんだな、そう実感した瞬間だった。コレクションの中に、未だゾチカの札が刺さったままのものも沢山あるだろう。

象徴的なwebsiteをどうにか引き継げないか、そう考えていると、なんとspecks-exotica.comのドメインが、売りに出ている事実を発見した。これを無事に購入し、自身のサーバーに移管することができたのだった。「specks-exotica.com」というドメインを、引き継いで、アーカイブを作るというストーリーに、高揚感を覚えた。ファーストラウンチをどういったものにしようか、悩み、さまざまなプロダクトを

EXOTICAのさまざまなカタログや、ヒストリーをまとめた書籍を作ることを一つの目的地としようと思う。
パーソナルな活動にしてしまっても、それはそれで面白いのだけれど、もっとこう集合知的な感じで効率的にアーカイブを作り、共有メモリーを作ることで、場を構築する方がずっと面白い。

数年前に、ベルギー植物園のEXOTICAの整理番号、これを網羅的にまとめたいんだよね、ラベルを保管して、少しづつ集めてるんだけど、なかなか捗らないよ、ということだった。

Bootleg(fan-made)的なプロダクトは、確かに色々と作られているけれども、やるからにはきちんとやりたかった。そうして、ある日親交のあるスペック氏に久しぶりに連絡をとってみることにした。

昔話や、創業時の話を聞かせてもらいながら、思い出に花を咲かせていた。プロダクトを作ってオファーしてもいいだろうかという話を持ち出すと、Ernst Specks氏は、『Kono,構わないよ、それによってみんなの思い出が呼び起こされて、EXOTICAという存在がいつまでも語り継がれていくようなことがあれば嬉しいよ。』という返事をくれたのだった。



もし、エキゾチカがもしOfficial souvenirを出していたとしたら?

それは、どんなものだったろうか。webの世界は、一度書き込まれたありとあらゆる過去の活動、すべての情報が蓄積されているかと思えば、結局サーバーが消えてしまえば、跡形もなく消えてしまう儚いものである。エキゾチカのフォトギャラリーが、今はもう見れないことの儚さ。もしこれが印刷物であれば、世界に1冊だけ作られた冊子であっても、200年後の古本屋の棚に収まっているかもしれない。そして、引き寄せられるように、その一冊にたどり着く人がいてもおかしくはない。それは運命である。ロゴを、ウェブを、メッセージを、Onlineではない形でアーカイブしていく。それは紙の本かもしれないし、tシャツに書かれたメッセージかもしれないし、植木鉢かもしれない。

-KONO TADAYOSHI, A founder of THE SUCCULENTIST©︎



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